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2022.02.16 

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「察する」の落とし穴


「察する」という言葉を使われるほうですか?
あまり使われませんか?

「察する」ということは
相手の気持をこうじゃないかな~と
自分の中で考えて、場合によっては先回りして行動を起こしたりすること。

日本人は
さっする「察する」とか
おしはかる「推し計る」とか
そんたく「忖度」
できる人が気のきく人というイメージがあるように思います。

私は実家の母に「あなたは気がきかないわね」とよく言われていました
気がきくの具体的なイメージが持てなかったし、
意味もよくわかっていませんでした。

今思い返すと、
察することができる人のことを言っていたのかなと思います。
察する=(イコール)気がきくとは
ならないと思いますが
ほぼ同じように使われていたように思います。

今回のタイトルは「察するの落とし穴」です。
何が落とし穴かといいますと
察しすぎると疲れたり
一歩が踏み出せなかったりするからです。

実家にいる頃は察することができない私でしたが
仕事についてからは察しまくっていました。
そのせいでとても疲れていました

例えばこんなことです。
同じ職場の人から

今度の休みに桜がきれいに咲いている公園に行かない?
と誘われて
正直休みの日は家でのんびり過ごしたいと思っている私、

でもその気持ちをねじ伏せて、
「うん。いいね行こう」と返事をしました。
その後なんで断れなかったのかなと自分で後悔し
ちょっと重い気持ちのままお花見に行きました。
また、別の日
本当は気がのらないけど誘ってくれると断れず
映画を見に行ったりショッピングしたり
誘ってくれるのは仲良しの同僚でした。

もちろん
悪気などこれっぽっちもありません。
だから、断れないのです。

きっと友人は私と一緒に楽しい時間を過ごしたいと思って誘ってくれているはずだよ。
断ったらダメでしょ!
と私の心の声が言うので断れないのです。
さらに
「友人ががっかりしちゃうから」とか
「怒らせてしまうかも」とか
「もう誘ってくれないかも」いう恐怖心など
いろんな気持ちが私の中で大きく膨れ上がります。

その結果
「うん。いいね行こう」という言葉が口から出てしまうのです。

多くの人がこのような経験をされたことがあるのでは?と思います。
自分の中で相手がこのように受け取るのでは?と
勝手に相手の気持ちを察してしまいます。

これこそ間違いなのです。

要するに
相手の「がっかり」や「残念な気持ち」「怒りの気持ち」を
自分が引き受ける必要はないということです。

相手の気持ちはどこまでいっても
わからないものです。
これが現実です。

相手がせっかく気持ちよく誘ってくれたのに
断ると悪いからという理由で誘いを受け入れてしまう。
これは
本当はどうかはわからない
相手の気持ちを勝手に察して
自分で自分を苦しめていることになります。

解決するには
友人に気乗りせず行きたくない気持ちを
正直に言うことです。
ただし
断る時の自分の言葉や態度には気をつけましょう。

もしそれで
友人関係が壊れるようなら
それくらいの関係だったんだと割り切る勇気も必要です。
お互いが自立している友人関係なら
相手の正直な気持ちを受け止められると思います。
「あっそうなの、残念だけどまた行こうね」
となり
今までと変わらない関係が続くはずです。
このような
友人関係を構築できれば
無理せずにずっと良いお付き合いができるはずです。

お誘いを断ったとき
相手が依存心が強い人の場合は関係がギクシャクする可能性もあります。
お互いの関係性により変わってくると思います。

正直な気持ちを言いあえるよい関係を構築したいですね。

心とからだはつながっています。
心もからだもケアが大切です。

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